以前、WinSCPをインストールして、WinSCPでローカルPCからCentOSサーバーにファイル転送の方法をご紹介しましたが、今日は、Dreamweaverを使ってCentOSサーバーへファイルを転送する方法をご紹介したいと思います。
Dreamweaverで新規サイトの作成
- まずDreamweaverを起動したら、メニューからサイト→サイトの管理→新規作成とクリックします。
- サイト設定ダイアログが表示されたら、サイト名をcentos_laravel(任意)と入力し、ローカルサイトフォルダーはファイル転送元のフォルダーを指定します。私は、C:\xampp\htdocs\laravel\と入力しました。
- 入力が終わったら、左メニューのサーバーをクリックします。
- +アイコンの新規サーバーの追加をクリックします。
- サーバー名(任意)を入力します。ここでは、centos_laravelと入力しておきます。
- 使用する接続で、SFTPを選択します。
- SFTPアドレスにCentOSサーバーのローカルIPアドレスを入力します。
- ポート番号はデフォルトの22のままにしておきます。
- ユーザー名は、rootと入力します。
- パスワードは、CentOSのrootユーザーのパスワードを入力します。
- テストボタンをクリックして、「DreamweaverはWebサーバーに接続されました。」と表示されたらOKボタンをクリックします。
- 保存→保存をクリックすると、サイトキャッシュを更新中のダイアログが表示されて、完了したら、サイトの管理ダイアログの終了ボタンをクリックします。
- Dreamweaverのワークスペース画面に戻ったら、展開してローカル及びリモートサイトを表示アイコンをクリックします。
- 左にリモートサーバー、右にローカルファイルが開きます。リモートホストに接続アイコンをクリックします。
- 接続したリモートサーバーの内容を見てみましょう。rootディレクトリ内が表示されています。
- このままでは、上位のディレクトリへ移動することが出来ません。どうすればいいのでしょう。
接続先ディレクトリの作成
- まず、接続先のディレクトリを作成します。既存のディレクトリを指定する場合はこの作業は不要です。
- TeraTermを起動したら、rootユーザーに切り替えます。
[nakada@centso~]$ su - Password: [root@centos~]#
- ローカルファイルと同じ階層構成にしたいディレクトリを作成します。私は、/var/www/にlaravel名のディレクトリを作成することにします。
[root@centos~]# mkdir /var/www/laravel
- 作業が前後してしまいましたが、この作業は一番最初に行った方がいいと思います。
Dreamweaverのルートディレクトリの指定
- Dreamweaverに戻って、メニューからサイト→サイトの管理でサイトの管理ダイアログを開きます。
- 先ほど作成したサイトが選択されているのを確認して、編集ボタンをクリックします。
- 左メニューのサーバーをクリックし、サイト名をダブルクリックして、設定ダイアログを開きます。
- ルートディレクトリにTeraTermで作成したディレクトリを選択します。
- デフォルトでは、/var/www/html/laravel/となるのでしょうが、セキュリティを考慮して、/var/www/laravel/を指定していますので、Apacheの設定ファイルや.httacessファイルによる設定が必要になります。
- 上記のようにルートディレクトリを指定したら、下記のようにリモートサーバー側は、/var/www/laravel/ディレクトリ内を表示しています。
- 只、現状では、/var/www/laravel/には、何もファイルがありませんので、ローカルファイル内のデータを転送します。
- ローカルファイルのルートフォルダ(最上位のフォルダ)をクリックして、ファイルのアップロードアイコンをクリックします。
- これで、全ファイルを転送して、リモートサーバーとローカルファイルの内容が全く同じになります。
Apacheの設定
- 現状では、/var/www/laravelはブラウザで表示することは出来ません。Apacheの設定ファイルを修正して、「http://ドメイン名/members」で、「/var/www/laravel/public/index.php」を表示するようにしたいと思います。
- テキストエディタで、/etc/httpd/conf/httpd.confを開きます。
[root@centos~]# vi /etc/httpd/conf/httpd.conf
- ファイルの最後に下記を追加します。
Alias /members/ "/var/www/laravel/public/" Alias /menbers "/var/www/laravel/public/" <Directory "/var/www/laravel/public"> Allow from all </Directory>
- ファイルを保存したら、ブラウザから確認してみます。
- 無事、PHPフレームワークLaravel4のトップページが開きました。
- これで、ルーターの80番ポートをローカルIPアドレスの「192.168.11.240」に解放すれば、「http://ドメイン名/members」で、Laravel4で作成した社内専用サイトが表示されます。